債券について全然わからないので、基本的なところから教えて!
●こんな状況です● 補足預金すでに退職金を受け取られており、手元に3,000万円がある年金夫:会社員(勤続40年、年収400万円)、妻:専業主婦この設定で年金額は算出しています。お子さま大学2年分[…]
債券、買ったほうがいい?
債券は、株式に比べてローリスクで高利回りの超優秀な投資商品!
そして、株と債券は合わせて持つことで、リスクを軽減しながら、半永久的にお金を生み続ける最強のポートフォリオが作れます。
・暴落のリスクに耐えられない
・配当金をもらいたい
債券の買い時が、いま、キテる?!
・利回り4%超えの高利回り
・米国債が歴史的な割安
・いまなら価格上昇も期待できる
利回り4%超えの高利回り
2024年のはじめは、2007年以来の高金利で配当利回りは5%近いことがわかります(追記:24年9月に米国が利下げを発表)
日本の配当利回り4%以上の高配当株は人気ですが、米国債券は、ボラティリティ(値動き)が高配当株よりも小さいのに、配当利回りは一緒なのがすごい!
米国債10年利回り(チャート)
アメリカの債券が歴史的な割安
債券の価格と利回りはシーソー関係。債券価格が下がれば、金利は上がります。債券投資では、価格が下がったタイミングが絶好の買い場とされています。
2023~2024年は、米国の利上げが盛んに行われたため「過去最高の利回り」で「債券価格がとても下がる」歴史的買い場でした。
いまなら価格上昇も期待できる
債券は、金利がつき満期には約束された金額が返ってくるのも魅力。それにプラスして米国の利下げが行われれば、将来の債券価格が上昇する可能性があります。
債券価格が上昇すれば、満期まで待たず、債券を売ることもできます。
そもそも債券って?
債券とは、お金を借りるために発行する借用書のこと。
当時の債券がわかりやすいですが、国や企業は投資家からお金を借りると、下図のような債券を渡してくれました。これがお金を貸している証拠となり、償還日(返済期限)が来たらこれと現金を交換します。
お金を貸した投資家(債券を買った人)は、約束の返済日まで利息(クーポン)を受け取り、期限が来た額面金額を返還してもらえる投資です。
債券のリスク
債券は株や投資信託にくらべて、ローリスク・ローリターンです。
あらためて、リスクとリターンの関係を、各種投資商品で比べてみましょう。
上図から株式より債券のリスクが低いことがわかります。債券は株とちがって「数年後には倍になる!」といった効率のいい投資ではありませんが、リターンが予測できる点は、手堅い投資をしたい人向きの商品といえます。
また、株とは反対の値動きをするから、リスク分散に効果的です。50代以降の老後資金の運用としてもおすすめです。
米国債券のリスク① 信用リスク
債券を発行している国や企業が破綻したら、利子や元本は返ってこない
格付けが低い債券ほどリスクは高まります。債券によっては、利回り26%といった、とんでもない商品もありますが、そういった商品は格付けが低いジャンク(ゴミ)債と呼ばれるもので、デフォルト(破綻して債券を返せなくなる状態)の可能性が高まるため、ワタシは格付けA以上の債券をおススメします!
ワタシが格付けにこだわる理由は、コラム:【悲報】窓口証券に「格付けBの国債」を買わされたわが家の末路
アメリカの国債の格付けはAA+(上から2番ん目の高格付け)だから信用力は申し分ない!※ちなみに日本はA
米国債券のリスク② 価格変動リスク
債券の価格も、株価でおなじで日々変動しており金利の影響を受けます。
金利と価格はシーソーの関係です。買い時は、金利があがって債券価格が下がったときです。ワタシも債券を買い増ししたいと思っているので、米国金利のニュースはチェックしています。
米国債券のリスク③ 為替リスク
買った時より円高になれば損する可能性も
例)利回り6.69%満期まで3.7年の米国債
購入時1ドル=156円だった場合、満期日に1ドル=146.42円よりも円高だと損します(これが損益分岐為替)
債券は、値動きが小さいので為替の影響を受けやすいです。購入時には、損益分岐為替がいくらなのかを把握して買いましょう。損益分岐為替は、将来、円がここまで高くなることはないだろうなーと思える金額がいいです。
ワタシは慎重派なので、損益分岐為替が100円前後のものを買っています。
為替の影響を少なくするため、配当金や償還金はドルのまま保有しておき、円安のタイミングを待つという方法があります。
米国債券のリスク④ 債券価格の下落リスク
債券は景気がいい時に損をしがちな投資資産です。
景気がいいとお金の回りが良くなり、お金の需要が高まります。景気がオーバーヒートしてバブルにならないよう、ブレーキとして金利を上昇させコントロールしています。
さて、金利が上がるとどうなるでしょうか。
例えば、以前1%の利率で出た債券を私が100万円持ってるとします。そして、お金が入り用になって友達に売りたい今、世の中の金利が3%に上がっているとします。
すると多分、友達は100万円では買ってくれません。だって今なら3%の債券が買えるので。
何としても売りたいワタシがどうするかというと、満期になったら100万円で返ってくるこの債券を、くやしいけど値下げして売るんです。90万円とか。
すると友達は「利率は1%だけど、90万円で買ったものが100万円で返ってきたら差額10万円が利益になるからいいなぁ!」などと計算して買ってくれます。
これが金利上昇で、既存の債券の価格が下がる理由です。
2024年の米国債の買い時は?
2024年の米国債の買い時について考えるなら、投資家が債券に注目を集める時っていつなんだろう?ということを考えてみましょう!
例えば、株の割高感が高いとき(加熱しすぎ)
投資家:「こんなギャンブルみたいな市場で株を買うよりも、安定した資産運用がしたい!」という需要が債券に向かいそうです。また、インフレや為替リスク対策に債券を買っておきたいなぁ!という理由も。金融市場が不安定なとき、投資家は安全な資産に移す可能性があります。
以上のことから、国債の買い時は…
2.政治・経済状況:政治的な不安定性や経済の先行き不透明感が高まると、リスク回避の動きが強まり、安全資産とされる米国債への需要が高まる
3.インフレ動向:インフレが進行すると、債券の実質的なリターンが低下。そのため、インフレが抑制される見込みがある場合は狙い目
4.為替動向:外国債券をは為替レートの変動により、投資リターンが大きく影響を受ける
1~4の要素のうち、円安を除けば2024年は債券の絶好の買い場だったことがわかります。
米国債券の魅力まとめ
メリット
・ローリスクで高金利(配当利回り4%超え)
・債券価格が上がれば、満期前売って利益が出せる
・株式とは反対の値動きをするので、組み合わせればリスク分散できる
リスク
• 信用リスク
対処法:高格付けの債券を選ぶ
• 価格変動リスク
対処法:利回りが高いときに買う
• 為替変動リスク
対処法:円安になるまでドルで持っておく
コラム:【悲報】窓口証券に「格付けBの国債」を買わされたわが家の末路
格付け: B(※B…投機的とみなされリスクが高い)
配当利回り: 26.240%(高すぎ…)
つっこんだ金額: 300万円
損する予定の金額: -140万円
価格変動の履歴:
<学び>
• 営業さんの話だけで決めてはいけない
→SNSでもっと情報を集めておけばよかった(低格付け債券の危険性は有名だった)
わけもわからず、それっぽい説明を聞いて納得した気がして購入。←まさにカモネギ状態!
• 未来に起こる可能性より、格付けを信じた方がいい
→未来は誰にもわからないけれど、過去から学ぶことはできる
「損益分岐点も低く、ここを割る可能性は相当低いですよ!」と営業さんに言われた翌年、トルコ経済は水害や地震が続き、壊滅的な状況に。トルコリラの下落が止まらないー(;’∀’)
• 最初から多額をつっこむと損切が難しくなる
→少額ならどんだけでもやり直しはきく!!まずは、少額から。
●こんな状況です● 補足預金すでに退職金を受け取られており、手元に3,000万円がある年金夫:会社員(勤続40年、年収400万円)、妻:専業主婦この設定で年金額は算出しています。お子さま大学2年分[…]